カードローンは年収で限度額が決まるってホント?
カードローンを借りようと思っている人、今、検討している人は、自分でどれだけカードローン会社から限度額を借りれるのか、知っていますか?
自分は借金は全くないから、余裕で100万円借りられるだろうと思っている人は、はっきり言って間違いです。
カードローンとは、無担保・無保証で信用だけで融資することから、「信用貸し」とも言われています。
初めての借入(新規契約)で、いきなり100万円の限度額を1社で作れる人は、かなりの与信(その人の会社や年収などの内容)が良い人でしょう。
多くの人は、100万円を借りる場合、1社から50万円までしか、最初は借りられないので、もう1社に申込みして2社から借りることになります。
しかし、貸金業法は「総量規制」が2010年6月にできたことによって、消費者金融などの貸金業者は申込み者の年収の3分の1までしか貸付をできなくなっているのです。
貸金業者とは貸金業登録番号を受けている会社で、主に貸付を業として行う業者を指します。営業所が1都道府県しかない場合は、都道府県知事登録、営業所が2都道府県以上ある場合は、財務局登録となっています。
その為、会社の規模を計る目安として、知事登録なのか、財務局登録なのかを見れば規模の大小は分かると言えるでしょう。
貸付を業として行っている貸金業者は消費者金融会社やクレジット会社、信販会社などがあります。ノンバンクと言われている会社のほとんどは貸金業者となっています。
大手消費者金融一覧【年収1/3規制有り】
消費者金融 |
実質年率 |
限度額 |
---|---|---|
プロミス |
4.5%〜17.8% |
1〜500万円 |
アコム |
3.0%〜18.0% |
最高800万円 |
SMBCモビット |
3.0%〜18.0% |
最高800万円 |
アイフル |
3.0%〜18.0% |
最高800万円 |
上記消費者金融はすべて総量規制の対象となり、年収の3分の1までしか借入することが原則できません!
カードローン限度額とは?年収で借りられる金額が変わる?
カードローン限度額は、契約後に借り入れ側が融資金を借りられる範囲となっています。
現在、貸金業者については総量規制があるので、年収によって、借りられる金額が変わるのか?についていえば、その通りです。
なぜなら、例えば年収が300万円(税込)しかない人であれば、消費者金融会社から借りられるのは、最大でも3分の1の100万円までです。
つまり、消費者金融ではカードローン契約時の限度額は、自身の年収の3分の1までの金額といえます。
例えば、年収が600万円(税込)の人は最大でも200万円しか借りることができないのです。
これは消費者金融会社が貸し渋っているのではなく、貸金業法の総量規制という法律によって、それ以上の貸付を禁止されている為です。
年収と総量規制の最大借入限度額
年収300万円 | 年収400万円 | 年収500万円 |
---|---|---|
最大限度100万円 | 最大133万円 | 最大166万円 |
消費者金融などの貸金業者はどちらかと言うと、今まではもっと貸付できていたので、もっと融資をしたいと思っているでしょう。
総量規制による借入限度額の計算
税込年収額 ÷ 3 = 最大借入限度額
総量規制の範囲であれば、希望額の貸し付けが事実上は可能です。
しかし、限度額はカードローン審査によって決まるため、例え総量規制の範囲でも返済能力が認められなければ、限度額は総量規制で割り出される金額より低額になります。
ところで、カードローン申し込みで自身の年収を申告する際、税金や保険料が引かれていない状態の支給額にするのか、それとも手取り年収にするのか迷うと思います。
カードローンやクレジットカードの申し込みで年収を申告する場合は、支給額を自身の年収として申し込んで大丈夫です。
つまり、保険料や税金が差し引かれる前の給与額を月収や年収として、カードローン申し込み時に申告出来ます。
もし、実際の支給額よりも少ない手取り年収で申し込みをすると、その分審査の上での年収に対する評価が下がってしまうので気を付けましょう。
特に消費者金融カードローンの場合は、総量規制の年収制限によって限度額が左右されるので、間違えて手取りで申し込んでしまわないように注意してください。
銀行カードローンなら年収による規制がありません!
カードローンは年収の1/3までしか借入が禁止されていると説明しましたが、これは貸金業者の場合であり、貸金業者以外ならば総量規制は関係がありません。
総量規制によって借入の制限を受けるのは、消費者金融から借入した場合などです。
ただ、銀行からの借り入れの場合も、借り入れ可能額の目安は総量規制の範囲と同じくらいになっています。
有名銀行カードローン一覧
銀行カードローン名 |
金利 |
限度額 |
---|---|---|
オリックス銀行カードローン |
年1.7%〜17.8% |
最高800万円 |
みずほ銀行カードローン |
年2.0%〜14.0% |
最高800万円 |
静岡銀行カードローン セレカ |
年4.0%〜14.5% |
最高500万円 |
三菱UFJ銀行カードローン |
年1.8%〜14.6% |
最高500万円 |
楽天銀行カードローン |
年4.9%〜14.5% |
最高800万円 |
イオン銀行カードローン |
年3.8%〜13.8% |
最高800万円 |
*みずほ銀行の金利は同行住宅ローン利用で金利を年0.5パーセント引き下げることが出来ます。
*上記は、どれも正しく銀行カードローンですが、銀行名が入っていてもモノによっては信販系扱いで総量規制適用のローンプランもあります。
(例:オリックスVIPローンカード、三井住友カードゴールドローン等)
総量規制のように法的に定められているわけではありませんが、2017年4月以降より過剰貸付に対する自主規制の一環として、銀行カードローンも審査の上では年収制限を設けるようになりました。
特に、大手銀行カードローンは年収審査において、総量規制と同等の年収の3分の1を限度額の基準とする方針を発表しています。
ただ、あくまで銀行側が自行で取り決めている年収制限なので、返済能力が見込まれる顧客の場合は絶対に年収の3分の1までしか借りられないと!いった事はありません。
また、大手銀行カードローンでもみずほ銀行カードローンは、年収の半分を限度額の基準としているので、年収の3分の1以上の高額の借り入れが必要な場合は契約先として検討出来るでしょう。
しかし、年収制限の自主規制と共に最高限度額の設定額を引き下げた銀行もあるので、今までよりは銀行カードローンでも収入などを含めた返済能力に見合わない金額は借りにくくなったといえます。
その為、銀行カードローンは総量木瀬の年収制限が関係ない!と思って藪から棒な希望額で申込をするのは避けた方が良いでしょう。
自身の収入の範囲で、無理のない返済が可能な金額をカードローンで契約する事を勧めます。
年収が低いとカードローン審査に通過出来ないのか?
年収は多ければ多い方が借り入れ額が高額になるのは、総量規制の仕組みからみても、理解の範疇だと思います。
ただし、カードローン審査のウエイトで見た場合、年収単体では最重要項目ではありません。
年収はカードローン審査で属性といわれるものにあたる項目の一つで、属性の項目は年収以外にも年齢・雇用形態・職業・勤続年数などがあり、それらと合わせて総合的に精査します。
審査が年収で決まるのであれば、自営業などで一時期売り上げが良かっただけの人が最も有利となりますが、実際のカードローン審査では年収単体よりも会社の規模や勤続年数と合わせた年収が重要視されているのです。
例えば、従業員3人程度の小さな会社の代表者の年収が1000万円だとします。
この会社は設立して3年程度で浅く、代表者の年齢も30才と比較的若めです。
一方、年収600万円ですが、公務員に20年勤務している40代前半の人が居た場合、どちらの方が審査で有利となるのでしょうか?
ちなみに借金の負債はどちらも1件で50万円借りているとします。この場合、カードローン会社の審査では年収よりも安定性、信頼性を重要視します。
年収1,000万円の自営業者は確かに年収だけ見れば多いのですが、設立も浅く、今後いつ会社の売上が落ちるか分かりません。
逆に公務員の人は今後も安定して毎月給料をもらうことが予想され、勤続20年であれば、この先定年まで働けば、多くの退職金を支給されることも分かります。
上記のことから、審査上では年収1,000万円と600万円ではあまり大きな違いは無く、より多くの貸付を行いたいと思うのは年収1,000万円の自営業者では無く、年収600万円の公務員の方なのです。
今は総量規制がありますので消費者金融会社は年収3分の1までしか融資をすることができません。
申込み金額が総量規制の年収の1/3以内だった場合、その後に重要視されるのは勤続年数や会社規模などの項目になるのです。
上記は属性という面で審査した場合に有利かどうかを主に説明するものとなっています。
しかし、カードローン審査では年収を含む属性以上に信用情報の状態が重要となってきます。
その為、年収がいくら高く、他の属性も評価が高くても、信用情報に返済遅延や延滞、異動情報などの履歴がある場合はカードローン契約がまず出来ません。
アルバイト・パートでも安定した収入があれば借り入れ可能?
時に、月収があれば年収は計算できるわけなので、安定的に収入があれば正社員でなくても、派遣社員・パート・アルバイト問わずカードローン契約は可能で、融資を受けることが出来ます。
ただし、上記の総量規制により消費者金融での借り入れ金額が限られてきます。
また、雇用形態が原因で審査に通過しないようなことはありませんが、限度額は正社員などの方より、非正規雇用の方は低めになってしまう可能性が高いです。
その為、少しでも高い金額の融資を受けるには銀行で契約するのがおすすめですが、少額の融資を希望の場合は、消費者金融でのカードローン契約が融資スピードが速く、様々な点で利便性が高いです。
【パート・アルバイトのカードローンについて詳しくはこちら⇒】
どこのローンの利用条件にもある安定した収入という利用条件で弾かれてしまうのは、専業主婦や無職の方です。
しかし、専業主婦の方は最近では銀行で借り入れが出来るようになっています。
限度額は大体最高でも30万円〜50万円ほどと少額に限定されてきますが、カードローンの内容的には普通のものと何ら変わりなく借り入れ・返済が可能です。
無職の方は銀行・消費者金融いずれでもカードローンを組むことは出来ません。
何らかのわけがあって手に職がなく困窮している場合は公的機関の融資や保護を検討しましょう。
カードローン審査に落ちない目安の年収のボーダーラインは150万〜200万円程と言われています。
150万〜200万円以下の年収だと絶対に借り入れが出来ない!と断言できるわけではありませんが、審査通過が難しくなってくるのは事実です。
もし、年収が150万〜200万円以下で審査に通過できたとしても、限度額は10万円などの少額にとどまる事になります。
特に、銀行カードローンで契約する場合は、信用情報の状態が良いのは勿論、年収も最低限200万円以上あった方が安心です。
ちなみに、自身の年収・収入に自信がない方は、専業主婦やアルバイトへの貸付にも対応しているカードローンを選ぶと良いです。
というのは、先述もしたように専業主婦やアルバイトの方は、年収が高くない事を貸付側も理解しているので、それでも貸付対応しているという事は年収額にそれほど重きを置いていないと考えられます。
また、総量規制の制限があり金利も高く付きますが、その分消費者金融カードローンは顧客の貸し倒れリスクを見込んでいるので、年収自体が低くても審査でさほど問題にならない事が多いです。
嘘の年収はすぐにバレる?
たまにカードローンの申込みにおいて、嘘の年収を申告している人がいます。
消費者金融では50万円以下で他の消費者金融との借入合計が100万円以下の場合は原則収入証明書を提出する必要は無く、銀行カードローンの場合は、多くが申込み100万円以上で収入証明書が必要となってきます。
その為、自分自身の年収は申告のみになることもあり、本当は年収400万円でも嘘の申告で年収600万円や700万円と言う人もいるのです。
しかし、カードローン会社は今までかなりの数の審査をしており、ある程度の年収は予想ができるのです。
役職や勤続年数、会社の大きさなどを見れば過去に貸付けをした人の年収のデータを見れば、その人が嘘をついているのかは見透かされてしまいます。
例えば、年収と雇用形態は関りが大きいので、非正規雇用でアルバイト・パートなのに年収だけものすごく高いと不自然に思われます。
もし、年収が予想以上に多いと思われると、50万円以下の借入でも消費者金融会社は収入証明書の提出を求めてきます。
本当の事なら、収入証明書を提出することで年収の高さが審査で評価されますが、書類を提出しない場合は、貸付側は申告された年収が嘘である可能性を疑わざるを得ません。
総量規制の規定内で収入証明書を求められるということは、審査で不信感があると思われている可能性もあるのです。
カードローン契約では不信感を持たれた場合、高確率で審査は通りません。
その為、年収に関してはありのままで申告するようにして、過大申告や虚偽申告は絶対にやめるべきなのです。
時に、銀行カードローンは今まで総量規制による年収の規定がなかった分、収入証明書の提出が100万円以上の高額希望でない限り要りませんでした。
しかし、2017年3月以降、銀行カードローンによる過剰貸付が指摘されたことにより、収入証明書の提出は総量規制の範囲に準ずる自主規制が銀行カードローンでは広がりました。
その為、現在は契約先が銀行であっても収入証明書が原則、必要となっています。
限度額引き上げの為の増額とは?
限度額増額は、使えるお金の枠自体の額を引き上げることです。
増額と追加融資は別物なので、その点は勘違いの内容にしましょう。
契約をした際の限度額は、あくまで当初の情報を基に審査して決められた額です。
カードローン契約後でも、変更の余地はあります。
限度額とはそもそも貸付側が「いくらまでなら融資出来ます。」というのを契約の際に提示して、借り入れ側も一度は了承し双方の間で取り決めた融資額の上限といえます。
ですから、限度額を引き上げたい場合は一度借入先と交渉する必要があり、増額審査に通過する必要があります。
その為、限度額については必ずしも増額が出来、すでに借り入れが出来る範囲より確実に多くの融資がされるというわけではありません。
限度額増額は何円くらい可能?
ちなみに、限度額の増額は、例えば既存の借入限度額が30万円だとして、急に限度額100万円になるような増額の仕方はされません。
限度額の増額は、一般的に10万円単位ずつの増額といわれています。
ただし、初めの限度額が20〜30万円ほどで余程返済実績が良かったり、信用情報に良い傾向がみられた場合は、50万円までは急に増額出来ることもあるようです。
基本的に、カードローンは個人向けの少額融資という用途をメインとしたローンプランなので、特別な理由なく200万円や300万円に限度額が急に増額出来ることはありません。
高額の借り入れ希望の場合は、借り入れの資金用途に合った目的ローンや銀行のフリーローンを契約した方が良いでしょう。
一般的に、カードローン限度額の増額は、50万円を境目にそれ以上の限度額となると、審査通過が難しくなるといわれています。
加えて、消費者金融で借りている場合は、総量規制の規定により、1社50万円以上の借り入れ額の申し込みには収入証明書の提出が必須です。
借りられる金額(限度額)は信用状態は当然重要ですが、高額の設定を審査でしてもらうにはそれなりの収入が必要です。
また、消費者金融では総量規制により年収の3分の1までしか限度額は設定されません。
銀行はその限りではないので、高額の限度額設定を希望している場合は、銀行カードローンの方がオススメできます。
増額審査は最短即日で可能か?
限度額増額の際にも、カードローン審査があることは先述の通りです。
その際、増額申し込みをしたその日のうちに審査が完了し、実際即日中に増額した限度額まで借り入れが出来るか気になるところだと思います。
結論からいえば、基本的に限度額50万円までであれば、大体どこの金融機関も特に時間がかからずに最短即日増額審査をしてくれます。
ただし、特に消費者金融がそうですが、50万円以上での限度額への増額となると収入証明書類の提出義務が出てきます。
加えて、限度額50万円以上の増額で、尚且つ他社にも50万円に近い残高があるとなると、最短即日増額の可能性は低くなってきますし、増額審査自体の通過も難しくなってきます。
カードローン限度額増額の方法は?
ここからは、自己完結。というわけにはいかない再審査が必要とされる限度額の増額の仕方について説明していきます。
ローンを組んだ時よりも大きい額が必要になった。そうなると、限度額増額を考えると思います。
しかし、一重に限度額を引き上げると言っても、借りているお金の際限を増やすわけですから簡単ではありません。
中にはもともと増額が出来ない契約のローンなどもあるので、そのあたりは初めの借り入れの時に注意したい点です。
限度額の増額には大きく分けて2つ方法があると思います。
- 契約先のカードローンの増額審査へ申し込む
- 他社のカードローンへ申し込み新規契約する
一つは、現在の借入先、つまり利用中のローンの限度額を上げる為に増額審査をすること。
もう一つは、単純に借入先を増やして借りられる金額を増やすことです。
金融機関によっては、増額申し込みはネットから出来ない事があり、その場合は自動契約機などへ赴くか電話から申し込む方法が取れます。
借入先を増やして増額する場合は、他社に新規申し込みをする事になるので、ネット申し込みが可能です。
その為、簡単に増額したい場合は、もう一つ借入先を新しく増やす方が早く済むことが多いです。
借入総額が総量規制にかからない範囲であれば、新しい借入先に消費者金融を選んで即日融資してもらえるよう申し込みをするのが一番増額の方法として早いです。
今契約中なのが銀行のカードローンで、限度額の増加を急遽したい、再審査に時間がかけられない!
という時なんかにその銀行系列の消費者金融で足りない分をスピード融資してもらったのち、落ち着いたら元の銀行でローンを一本化(おまとめローン)。
というのが理想形かもしれません。
しかし、借り入れ件数が嵩張るのは何となく不安ですし、実際返済の管理の負担も増えることによって延滞などへのリスクが高くなることは否めません。
また、複数から借り入れて金額が大きい場合、イメージだけではなく、実際に信用情報の面でも不利になる可能性があります。
その点、同じ借入先で今あるローンの限度額増額は審査が初めよりも通りづらい可能性はあるものの、増額したことによりローンプランによっては金利が低くなるものがあったり、返済日が増えることもないので今まで通り返済していける安定感があるでしょう。
その代り、限度額を引き上げて使えるお金を増やした分を貸したとして、それに対して返済能力が見込めることを証明できなくてはいけません。
一番その根拠として単純明快なものは収入の増加でしょう。
その為には、収入証明書(所得証明証)の提出が必要です。
逆に、収入が減ったのに借りられるお金を増やしたい。なんていうのは、借りる側の都合に傾倒しすぎていて貸す側にしてみればリスクが高いため、余程ほかに担保や何かがなければ良しとしないでしょう。
限度額の増額に成功し、限度額設定が100〜150万円という高額になった場合、金利が低金利になります。
そういった点でも、借入先を増やすよりも一つの契約先で増額審査を受けた方がメリットがあるといえるでしょう。
増額審査でも新規契約じと同じく信用情報が重視されます。
加えて、既存の契約先で増額申請をする場合は、年収や勤続年数、雇用形態などの属性も状態が良好になっていたほうが有利です。
カードローン限度額の引き上げをする際、成功するポイントと失敗してしまう原因として、以下のような事柄が挙げられます。
増額成功のポイント
- 信用情報に傷や異動情報がない
- 長くローンを利用し返済遅延がない
- 年収が上がっており収入証明書が提出可能
- 非正規雇用者が正規雇用者になった
増額失敗の原因
- 延滞や異動情報の記載が信用情報にある
- 返済遅延を何度もしている
- ほとんど利用していないローンの限度額増額
- 他社借入件数が多い(4社以上)
限度額の増加については、新規で借り入れを増やすにしろ、既存ローンの限度額を引き上げるにしろ審査は避けられません。
時に、新規の借り入れであればよほど延滞などで信用情報に傷がなければ難なく可能でしょう。
利用限度額を引き上げるにはそれにプラスしてそれなりに実績を積んでいなくてはいけません。
とはいうものの、滞りなく借入と返済をしてローンを利用していればそれが信用実績になりますから難しいことではありません。
ただし、信用実績として認められるのは1年以上同じローンを使っていることが前提の場合が多いです。
また、始め設定した限度額であまり利用した形跡がないのに急に増額。となると貸付側に不信感を抱かせてしまうので注意しましょう。
時に、カードローン契約の初めの限度額設定は50万円以下が一般的な額といわれています。
例えば、契約した限度額が50万円よりしたの20万円だった場合、コンスタンスに借り入れ利用し、滞りなく返済をしていると50万円の限度額までは、貸付側から増額の打診が来ることがあります。
貸付側から「限度額を増額してローン利用しませんか?」と勧められるわけなので、もしそのような連絡があった場合はチャンスです。
ただし、どんな時でも本当にローン利用できる枠を追加した方がいいのかよく考えての増額を心がけることが大切です。
カードローンは自由度が高い為、ついついまるで自分の口座からお金を引き出しているような気になりがちですが、本来手元にないお金を前借しているという意識を忘れてはいけません。
カードローン限度額増額の案内が来ても、他社借り入れがある方は増額に失敗する可能性があります。
金融機関の中には、自社利用履歴のみ確認して増額の案内をしてくるところがあるので、他社のローン利用で問題があったり、借り入れ件数が嵩んでいる場合は、増額審査は逆にやめた方が良いです。
増額審査の際に、契約時より借り入れ件数が増えていたり、他者の残高が増えている場合は、下手をすると増額審査をした契約先での限度額が下げられたリ、一時利用停止にされる恐れがあります。
転職すぐの増額申請は避ける
増額を申し込む際の一つのポイントとして、転職も実は大切な点です。
カードローンは年収は勿論、勤務先や勤続年数も審査で精査します。
その為、たとえ借り入れ利用者側としては良い条件での転職だとしても、貸付側としては年収や勤続年数がリセットされてしまうので、今後の返済能力の見通しがつきにくくなります。
例え、借り入れ側としては転職したことで年収の増加が見込めても、カードローンではその年収が安定した金額かどうかが重要なのです。
もしカードローンの増額を考えている場合は、転職をする前になるべくするのが良いといえます。
限度額が下がる原因とは?
基本的にはやはり収入が減ったことを貸付側が把握すると限度額は低くなります。
それに加えて、意外と関係してくるのが転職です。
カードローンは収入の安定につながる仕事の勤続年数の安定性も重視されます。
カードローンは信用貸付なので、金融機関は利用者の信用情報を途上与信といって定期的に確認します。
この際に転職が確認され、限度額が下がることがあります。
もし、転職で収入・年収が上がる予定や見込みでも転職した瞬間は限度額が下げられる可能性が高いです。
その為、転職と借り入れを同時に考えている際は先にローン契約をした方が、転職後すぐにカードローン契約をするより良い条件で借り入れが出来ます。
ただし、どちらにしても転職をしたという個人情報はカードローンの返済に関わるのでいずれは貸付側に伝わるので一時的な限度額の低下は避けられないので注意しましょう。
もし、転職が原因で限度額が下がった場合は落ち着いてから増額申請をすることで元に戻る、または、転職後の年収が上がっていれば元の限度額よりも高くなることもあります。
もう一つ考えられるのは、他社で新たに借り入れしたことで以前から利用していたカードローンの限度額が下がってしまうパターンです。
借り入れ先を増やすという事はそれだけズバリ言ってしまえばお金に困っているというように捉えられてしまいます。
特に、増額審査に落ちた後すぐに別で新規の借り入れをすると限度額減額になる傾向があるようです。
信用情報機関は厳密には別々に情報機関として機能していますが、情報の交流もしていますから信用情報のマイナス点がついてすぐの新規借り入れはカードローンに限らず避けた方が良いでしょう。
一番確実に限度額が「これをすると下がってしまう!」といえるのは、返済遅延・延滞や金融事故です。
うっかり返済遅延を1回してしまったという場合でも、そのあとすぐに返済し遅延損害金分を払って対応しても、設定されている限度額の金額によっては下げられてしまう可能性は高いです。
貸付側からすれば、急に返済が滞ったという事は今後の返済能力に不安を覚えますから元の限度額が高額であるほど下げ幅は大きくなってしまいます。
下がった限度額よりも借りている金額が多いと一括返済!?
よく限度額が下がったことにより懸念される問題はこれだと思います。
例えば1回延滞したことによりそのような状況になったとしても、まず一括で借りていた金額を請求されることはありません。
しかし、利用金額の残高が下がった限度額内になるまでは追加の借り入れが出来ませんから、返済のみの利用となります。
設定しなおされた限度額に収まる残高になれば、それまで通り借り入れ・返済を繰り返して利用することができるようになるので、それまではしっかり延滞せずに返済に徹しましょう。
ところが話が違ってくる場合もあります。
それは、何度も延滞を繰り返していたり、長期間返済をしていなかった場合には貸し倒れを避けるために下がった限度額より超えている金額を一括での支払いを求められることがあります。
その時どうしても一括での支払いが出来なければ、いくらでの分割返済なら支払いができる旨を契約先に相談してください。
それさえできない場合は、債務整理を検討するしかありません。
銀行カードローンは消費者金融よりもメリットが多い!
銀行には様々なメリットがあり、今は消費者金融から借りるよりも銀行カードローンの方が断然に有利となっている点が多いです。
- 金利が低い!(安い)
- 限度額が高い
- 必要書類が省けることがある
- 消費者金融ではなく銀行から借りている安心感
銀行カードローンのメリットは、ぱっと出しただけでも上記のように数多くあります。
これらのメリットは、借り手側(申込み者)にとっては、非常に重要なことで、特に金利についていえば、消費者金融と銀行カードローンでは約4%程度最初から違うローンもあるほどです。
また、専業主婦に関しては、配偶者に収入があったとしても、自分自身の年収が無いため、消費者金融では総量規制のルールによって借りることができません。
しかし、銀行カードローンならば、配偶者に安定的な収入があれば最大50万円まで借入可能な銀行ローンもあります!(銀行によって専業主婦に貸出をしていないところもあります。)
銀行というと、街でもTVCMでもよく見かけるような大手銀行(メガバンク)を頭に思い浮かべがちですが、それ以外の銀行でもカードローン契約は可能です。
例えば、最近はオリックス銀行の審査のような、ネットバンクも多く、店舗を持たない為、すべてWEB上で申込みから契約まで完結し、一切来店不要が主流です。
ネットバンクはオリックス銀行以外にも、楽天銀行やジャパンネット銀行などがあります。
他にも、地方銀行でもカードローンを取り扱っていますから、より自身の借り入れ希望に合った契約先を選ぶ事が可能といえるでしょう。
オリックス銀行などネットバンク系カードローンのメリット
ネットバンクの利点は、やはりカードローンの申し込みから契約、借入・返済までネット環境があればいつでも出来る所です。
また、ローン利用中の融資スピードの早さは、各銀行指定の口座という制限はありますが消費者金融並みに早いです。
加えて、ネットでの振り込みキャッシングや返済には手数料がかからないので元金や利息にプラスしての支出が省けるのが嬉しいです。
オリックス銀行カードローンでの振り込みキャッシングでは、契約後に登録口座または振り込み専用口座にジャパンネット銀行を登録すれば、即時振込サービスが利用可能なので急な借り入れにも対応しています。
他行口座でも、平日8:40〜15:00までであれば、振り込み対応しているので時間内なら便利でスピーディーな融資が受けられます。
カードローンを借りるなら銀行カードローンがオススメ!
カードローンと年収の関係について説明してきましたが、最後まで読んでいただければ、今、どのカードローンに申込みした方がお得で、メリットがあるのか分かっていただけたと思います。
もちろん、消費者金融よりも銀行カードローンの方が若干審査は厳しくなっていますが、総合的なメリットの部分で考えれば、最初に申込みするのは銀行カードローンがオススメです。
もし、銀行カードローンで審査が通らなかった場合に消費者金融へ申込む。というのが賢いカードローン利用方法だといえるでしょう。
銀行審査に落ちないように出来る簡単なこと
- 申し込みの不備はなくす=自分の身辺情報の正確な把握は信用に関わります。
- 身の丈に合った限度額を希望=総量規制外とはいえ属性に見合ってない額は銀行でもまかり通りません。
- 何社も一度に申し込まない=2つぐらいまではOKそれ以上は審査の際不安要素に成りえます。
以上の点に気を付けることで、銀行カードローン審査に通過することも難しくなくなります。
銀行カードローンは、施行限度額が消費者金融よりも高額である為、金利の設定が細分化されています。
その為、自分が借りたい限度額が一番低金利で借りられる銀行カードローンを選ぶと良いでしょう。
限度額が100万円以上の場合は、消費者金融よりも銀行カードローンで契約した方が低金利で借りられることが多いです。
カードローンおすすめランキング
※ランキングは弊社調べです。
月々の返済が融資額10万円以下は最低3,000円でOKと、月の返済が10,000円以下で済みます。最低返済額に上乗せ返済した金額はすべて元金に充てられるため、一回の返済に1000円乗せるだけでも早く完済まで辿り着き易いところも利点です。融資額が大きい(400万円から)と最低金利に近い金利で借入が可能になります。借りてからのメリットとして提携先が他銀行、消費者金融と比べて多い為、すべての提携ATMで手数料がかからずに利用できるので出費が抑えられるのが嬉しいところです。
金利 |
100万円未満=12.0%〜17.8% |
---|---|
限度額 | 最高800万円 |
審査時間 | 公式HP参照 結果は電話通達(メール・郵送も希望出来ます) |
- 低金利で沢山お金を借りたい方
- 少額借入で毎月の返済を楽にしたい方
- 金利以外の手数料を節約したい方
アコムは初めての契約で、30日間の無利息期間が利用できます。加えて、最高限度額が以前より上がり最高800万円までが限度額として設定できるようになりました。それに伴い、高額の限度額の金利設定もメガバンクと肩を並べるくらい低くなりました。最短即日融資に対応しており、ネットからの申し込みで融資までが最短1時間で完了出来、楽天銀行口座を利用しての振り込み融資であれば24時間最短1分でのスピード融資が可能です。WEB完結とカード発行どちらのローン利用でも対応しています。
金利 |
100万円未満=7.7%〜18.0% |
限度額 | 最高800万円 | 審査時間 |
最短30分(連絡時間帯9:00〜21:00) |
---|
- 消費者金融で高額を低金利で借りたい方
- とにかく早く融資してほしい方
- 楽天銀行口座をお持ちの方
モビットといえば、こっそりカードローンを契約したい方におススメの郵送物なしのカードレスWEB完結が有名です。WEB完結契約であれば、カードの発行がなく他の契約書類なども一切自宅にモビットから郵送されてくることはありません。また、電話連絡に関しても申し込みに不備さえなければ原則ありません。電話での勤め先への確認は、収入証明と保険証(社会保険証など)の提示でありません。勿論、カード発行での契約も出来ます。土日祝日は即日の振り込み融資に対応していないので、ネット申し込み後に自動契約機でカード発行&借り入れをすることで最短即日融資(申し込み曜日、時間帯によっては翌日以降になる場合もあります。)が受けられます。
金利 | 3.0〜18.0% | 限度額 | 最高800万円 | 審査時間 |
審査時間:10秒簡易審査 |
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- WEB完結希望の方
- 自宅への郵送物を回避したい方
- 電話連絡をなしにしたい方
消費者金融の大手で最短審査30分、即日融資可能のスピード融資が特徴のプロミス。自動契約機を利用すれば平日の14時以降、土日祝日でも審査・最短即日融資が可能です。また、提携先の三井住友銀行の自動契約機も利用出来、消費者金融では珍しく提携銀行(三井住友銀行のみ)のATM利用が手数料無料で利用できます。インターネット会員登録をすることにより、最短10秒で指定口座に振り込み融資がされる瞬フリもプロミスならではのサービスです。初めての借り入れ契約であれば30日間の無利息期間が適用されるのも嬉しい点です。
金利 | 4.5%〜17.8% |
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限度額 | 最高500万円 |
審査時間 | 最短30分 即日融資可(14時までにWEB契約まで完了、または平日14時以降や土日は審査通過後に自動契約機利用で即日) |
- とにかく早くお金が借りたい方
- WEB完結・カードレスで借りたい方
- 土日祝日の即日融資希望の方
アイフルで初めて契約する場合は30日間の無利息期間が適用されるので、無利息サービスを受けたい方にオススメです。
アイフルではローンカードの発行が必須ですが、自動契約機から発行も出来れば、郵送を頼むことも可能です。
サービス利用の際は、本人限定受取で郵送されるので、契約者本人以外の方がローンカードを受け取ってしまうおそれがありません。
郵送でカードを受け取りたいけど家族バレが不安…という方は一度アイフルでの契約を検討してみてください。
時に、アイフルへの申し込みを迷っている場合は、まずはバナーリンク先のロボットのぽっぽくんに相談してみると良いでしょう。
金利 |
年3.0%〜18.0% |
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限度額 | 最高800万円 |
審査時間 |
最短30分 |
- カードローン利用が初めての方
- 無利息期間を受けたい方
- 郵送でカード発行したい方

千葉銀行は千葉、東京、茨城、埼玉県、全域と神奈川の横浜、川崎市の関東地域限定で利用できる地方銀行ですが、WEB完結申し込み(*要口座・キャッシュカード)であれば書類提出不要とのことで書類準備の手間がありません。携帯電話(ガラケー)からも申し込みが出来るので、スマホがない方も片手間に申し込みが出来るのが嬉しいです。最低返済額が2,000円という少額からなので、毎月の返済負担を軽くしたい方にもオススメ出来ます。
金利 | 4.3〜14.8% 変動金利 |
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限度額 | 最高800万円 |
審査時間 | 公式HP参照 |
- 関東にお住まいの方
- WEB完結で借りたい方
- 少額借り入れ希望の方
様々なカードローンの限度額と金利
審査によって限度額も低金利も左右されるといっても、最高限度額が高額であるカードローンの方が高額を低金利で借り易い傾向があります。
上限金利が高めでも最高限度額の設定も高いことで、限度額に伴う金利設定が細かくなされているので、100万円以上で契約する場合は低金利になることが多いです。
そこで大手銀行や大手消費者金融は勿論、地方銀行やネット銀行などあまり知られていないカードローンの最高限度額と金利を以下に表でまとめてみました。
金融機関(カードローン名) |
最高限度額 |
金利 |
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みずほ銀行カードローン |
800万円 |
年2.0〜14.0% |
三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック |
500万円 |
年1.8〜14.6% |
オリックス銀行カードローン |
800万円 |
年1.7〜17.8% |
住信SBIネット銀行 MR.カードローン |
1,200万円 |
年0.99〜14.79% |
東京スター銀行 スターカードローン |
1,000万円 |
年1.8〜14.6% |
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング |
1,000万円 |
年2.5〜18% |
じぶん銀行 じぶんローン |
800万円 |
年2.0〜17.5% |
楽天銀行 スーパーローン |
800万円 |
年1.9〜14.5% |
りそな銀行 プレミアムカードローン |
800万円 |
年3.5〜12.475% |
イオン銀行カードローン |
800万円 |
年3.8〜13.8% |
静岡銀行カードローン セレカ |
500万円 |
年4.0〜14.5% |
千葉銀行カードローン |
800万円 |
年1.7〜14.8% |
十六銀行カードローン Q−LOAN |
500万円 |
年4.6〜14.6% |
第三銀行カードローン SUN |
1,000万円 |
年4.8〜14.5% |
百五銀行カードローン |
500万円 |
年3.8〜14.7% |
中国銀行カードローン i-コ・レ・カ |
100万円 |
年14.5% |
親和銀行カードローン |
1,000万円 |
年3.0〜14.5% |
三重銀行カードローン |
500万円 |
年4.5〜14.3% |
群馬銀行カードローン ナイスサポートカード |
800万円 |
年2.8〜14.5% |
北越銀行カードローン ベんリーな365 |
800万円 |
年3.0〜14.6% |
高額融資を受けたい場合は、最高限度額が800万円以上のカードローンへ申し込むのが良いでしょう。
最高限度500万円のカードローンでも、絶対に高額融資が受けられないわけではありませんが、原則、最高限度額に近い金額の借り入れはしにくいといえます。
その為、例えば同じ300万円での借り入れを申し込むとして、最高限度額500万円よりは800万円の方が貸付側は余裕がありますから、後者の方が借りやすい可能性が高いといえるのです。
地方銀行カードローンの中には最高限度額1,000万円を扱っているところもありますが、カードローンで1,000万円を借りる事はまず無理です。
また、そういった地方銀行カードローンは特定の地域に在住でないと申し込みが出来ない事も多いので、地方銀行カードローンに限ってはそのような点を確認してから申し込みをしましょう。