カードローン限度額が高いと返済額も高いのか?

ぽいんと

 

基本的に、カードローンの約定返済額は借入残高によって決まりますから、借りたお金が多いほど返済額は高額になります。

 

ところが、では限度額設定が高額の場合も約定返済額が高いのか?といえば、違います。

 

カードローン限度額が高いという事は、カードローン審査で返済能力が認められているという事です。

 

その為、限度額設定が高くても、借入額自体が少なければ、逆に約定返済額は少額で済む場合があります。

 

例えば、金融機関の中でも高額の部類の最高限度額800万円を扱っているみずほ銀行カードローンでは、限度額が200万円以上と未満で約定返済額に差が出ます。

 

みずほ銀行カードローン限度額と約定返済額の関係

利用限度額200万円未満

利用限度額200万円以上

利用残高(前月10日)

毎月の約定返済額

利用残高(前月10日)

毎月の約定返済額

1万円未満

前月10日現在の残高額

1万円未満

前月10日現在の残高額

1万円以上〜50万円以下

1万円

1万円以上100万円以下

1万円

50万円超〜100万円以下

2万円

100万円超〜200万円以下

2万円

100万円超

利用残高が50万円増すごとに1万円増額

200万円超

利用残高が100万円増すごとに1万円増額

 

みずほ銀行カードローンで、限度額が200万円以上の場合、200万円未満の限度額設定の時よりも多い借入額の範囲が、約定返済額が低く済むことが上記の表から分かると思います。

 

限度額はカードローン金利と同様に、カードローン審査で決まるものなので、借り入れ側がいくら高額の希望額で申し込みをしても、属性(年収)や信用情報が見合っていなければ高額限度額は設定されません。

 

その為、限度額が高額設定であるという事は、貸し付けに対して不安なく返済能力が認められているという事なので、金融機関側からの信用により約定返済額が低く付き易いのです。

 

ただし、限度額設定が高く返済能力が認められていても、借り入れ残高が増えれば約定返済額も増えます。

 

逆に、限度額設定が高くても借入残高が少なければ、約て返済額は少額で済むといえます。

 

最高限度額設定が高いカードローンは返済が大変なのか?

 

上記ではみずほ銀行カードローンの限度額と約定返済額の増減を表にしましたが、一見して返済額が高いな…。と思った方もいるでしょう。

 

みずほ銀行カードローンのように最高限度額設定が高額であるカードローンは、どこも約定返済額が高めなのか?といえば、一概には言えません。

 

そこで、みずほ銀行カードローンと同様に、最高限度額設定が800万円のオリックス銀行カードローンと三井住友銀行カードローンの約定返済額を実際に見てみましょう。

 

三井住友銀行カードローンの約定返済額

約定返済時の当座貸越元金額

約定返済額

1円〜1,999円

借入残高全額(ただし、2千円が上限。)

2,000円〜100,000円

2,000円

100,001円〜200,000円

4,000円

200,001円〜300,000円

6,000円

300,001円〜400,000円

8,000円

400,001円〜500,000円

10,000円

500,001円〜600,000円

11,000円

以降3,000,000円まで元金額10万円増額毎に約定返済額1万円ずつ増額。

3,000,001円〜3,500,000円

40,000円

3,500,001円〜4,000,000円

45,000円

4,000,001円〜4,500,000円

50,000円

4,500,001円〜5,000,000円

55,000円

5,000,001円〜6,000,000円

60,000円

6,000,001円〜7,000,000円

65,000円

7,000,001円〜8,000,000円

70,000円

 

オリックス銀行カードローンの約定返済額

借入残高

毎月の返済額

30万円以下

7,000円

30万円超50万円以下

10,000円

50万円超100万円以下

20,000円

100万円超150万円以下

30,000円

150万円超200万円以下

35,000円

200万円超250万円以下

40,000円

250万円超300万円以下

45,000円

300万円超400万円以下

50,000円

400万円超500万円以下

60,000円

500万円超600万円以下

70,000円

600万円超(800万円まで)

80,000円

 

三井住友銀行カードローンでは、借り入れ額毎の返済額設定を細かく区切ることで、みずほ銀行カードローンやオリックス銀行カードローンよりも、借り入れ額50万円以下の返済が少額で済むようになっています。

 

オリックス銀行カードローンも、三井住友銀行カードローン程ではありませんが、借り入れ額が100万円を超えても約定返済額が5千円刻みで増額していくので、みずほ銀行カードローンよりは返済が楽でしょう。

 

最高限度額の設定が高いからといって、約定返済額が高額になるわけではなく、先述もしたようにあくまで約定返済額は借入額によります。

 

ただし、限度額の範囲が広い分、借り入れ額と約定返済額の設定がどれくらい細かく区切られているかによって、限度額が高額なカードローンは返済額が変わってきます。

 

また、限度額が高い分借り入れ可能な金額が、限度額設定が低いカードローンよりも多いため、当たり前ですが500万円が限度額の場合よりも800万円が限度額である方が、一定額以上は返済額が多くなります。

 

基本的に約定返済額は、限度額の金額よりも残高によって大きく増減します。

 

その為、限度額設定が高くても借入残高が少なければ、約定返済額もそこまで高額になることはありません。

 

最高限度額が800万円の上記カードローンで一番楽に毎月の返済が出来るのは、三井住友銀行カードローンといえるでしょう。
その為、カードローン契約後当分は返済額を少額にしたい方は、借り入れ額が少額の方も高額の方も三井住友銀行カードローンがオススメです。
ただ、約定返済額は高い方が早期完済はし易いので、借りてすぐに完済するつもりなら、みずほ銀行カードローンやオリックス銀行カードローンの方が良いといえます。

 

最高限度額が低いカードローンと比べると?

 

最高限度額が低いといっても、名前のきいたことのあるような金融機関のカードローン最高限度額は500万円まであるのが一般的です。

 

そこで、上記では最高限度額800万円以上のカードローンの約定返済額を挙げたので、それよりは低額である最高限度額500万円のカードローンの約定返済額との差を比較してみます。

 

例えば、人気の地方銀行カードローンの静岡銀行カードローン セレカの最高限度額は500万円までで、借入残高250万円超以降は約定返済額が6万円までで固定されています。

 

最高限度額が800万円となっている三井住友銀行カードローンとオリックス銀行カードローンでは、最高限度額ギリギリまで借りようと思うと約定返済額は6万円を超えます。

 

静岡銀行カードローン セレカの約定返済額

前月末日の借入残高

約定返済金額

2千円未満の場合

前月末日現在の借入残高

2千円以上10万円以下

2千円

10万円超30万円以下

5千円

30万円超50万円以下

1万円

50万円超100万円以下

2万円

100万円超150万円以下

3万円

150万円超200万円以下

4万円

200万円超250万円以下

5万円

250万円超

6万円

 

加えて、最高限度額800万円のカードローンと比べて、最高限度額500万円のカードローンでは借り入れ可能な範囲が狭い分、借入額を区切って約定返済額を設定しようと思うと、借入額が高額になると約定返済額の推移が詰まってきます。

 

その為、借り入れが50〜100万円の間の約定返済額設定が細かく、尚且つ返済額が少額になっていることが多いです。

 

少額借入で低返済額希望なら最高限度額は低くて良い

 

借り入れ希望額が100万円以下で、当分の約定返済を楽にしたいなら、最高限度額設定が高額なカードローンで契約する必要はないといえそうです。

 

ただし、逆に借り入れ希望額が100万円以上なら、最高限度額が高額設定であるカードローンの方が、残高が多い際の約定返済額の推移が小刻みであるので、返済がし易いといえます。

 

時に、少し注意したいのが、約定返済額が少額であると借り入れ額が少なくても、残高の減りが遅いです。

 

少額借り入れの場合、ある程度のところで、約定返済日を待つよりも繰り上げで一括返済をした方が利息が抑えられので、なるべくそうした方が得といえるでしょう。

 

限度額や残高が高くても低くても、約定返済額以外に繰り上げ返済や追加返済をする事は、早期完済や利息の削減というメリットが同じようにあります。
その為、繰り上げ返済や追加返済はなるべくした方が良いですが、無理をして一度に沢山返済にお金を充ててしまい生活が厳しくなってしまう事態は避けるようにしましょう。

 

消費者金融の限度額・返済額と比べると?

 

ちなみに、最高限度額500万円や800万円という金額は、銀行のみならず、大手消費者金融でも見受けられます。

 

ところが、約定返済額に関しては、銀行カードローンの方が低額で済む場合が多いので、ここでは銀行カードローンを主に高限度額・低返済額のカードローン例として挙げました。

 

大手消費者金融のそれぞれの最高限度額は以下の通りとなっています。

 

大手消費者金融の最高限度額

  • プロミス=最高限度額500万円
  • アイフル=最高限度額500万円
  • モビット=最高限度額800万円
  • アコム=最高限度額800万円

 

モビットやアコムのカードローンでは、先述した最高限度額が高い銀行カードローンと同じ最高限度額が設定されています。

 

ところが、消費者金融の場合、銀行よりも金利が高い事もあって約定返済額は高めになっています。

 

例えば、モビットの借入残高毎の返済額は以下の通りです。

 

モビットの返済額

借入残高

返済額

10万円以下

4,000円

10万円超過20万円以下

8,000円

20万円超過30万円以下

11,000円

30万円超過40万円以下

11,000円

40万円超過50万円以下

 

13,000円

50万円超過60万円以下

 

16,000円

60万円超過70万円以下

 

18,000円

70万円超過80万円以下

 

21,000円

80万円超過90万円以下

 

24,000円

 

90万円超過100万円以下

 

26,000円

100万円超過の場合、借入残高が20万円増すごとに、返済額が4,000円追加。

 

まず、一番低い借り入れ残高であっても約定返済額が4,000円から始まります。

 

基本的に、大手消費者金融の一番少額の借り入れに対する返済額、最低返済額は4,000円です。

 

また、モビットの場合、借入残高が20万円以下であっても、既に8,000円が約定返済額になりますから、上述してきた銀行カードローンよりも約定返済額が高いといえます。

 

利息は金利が高いと嵩みますから、その分返済期間が短くなるように設定することで、消費者金融の場合は折り合いをつけているといえるでしょう。

 

返済額が高いという事は、その都度残高から減る額も多いわけですから、返済期間の短縮につながり利息が嵩んでしまうリスクをある程度軽減することが出来ます。

 

限度額と金利の関係に注意

 

カードローンの限度額と約定返済額の関係は以上の通りですが、限度額とかかわりの深いものに金利がもう一つ挙げられます。

 

というのは、始めの方でも少し触れましたが、限度額も金利もカードローン審査で、返済能力を認められることで好条件になります。

 

その為、最高限度額が高い設定であるカードローンの方が金利設定が低い場合が多いです。
(上記で挙げたオリックス銀行カードローンは借り入れ額150万円以下だと金利が高めなので例外。)

 

そこで、最高限度額設定が低いカードローンは、約定返済額の楽さという面で、少額の借り入れに向いていると述べましたが、低金利で借り入れがしたい場合はその限りではないことに注意が必要です。

 

ただ、金利(利息)は借入期間が長いほど嵩むものなので、少額の借入ならさっさと完済してしまえば問題ありません。

 

ところが、早期完済となると約定返済額だけを払っていてはなかなかできませんから、上乗せ返済や繰り上げ返済が必要となってきます。

 

すると、少額借り入れ希望で約定返済のし易さを目的に、最高限度額がそこまで高くないカードローンで契約した際に矛盾が生じます。

 

したがって、低金利で利息を抑えることと約定返済が楽であることは両立し難いので、どちらを優先させるかカードローン契約の前に決めておくことが望ましいでしょう。