プロミスの利用限度額と契約額(極度額)は意味が違う!?
利用限度額と極度額は、ほぼ同じ意味で使われることが多く、見聞きする側も同じ「限度額」を指すだけのものだと思っている事が多いでしょう。
ところが、利用限度額と極度額は確かに似たような物ですが、意味が違います。
ただ、カードローンによって、本来は利用限度額といったほうが良いものを極度額としていたりする為、それぞれの意味がただの限度額と混同しがちです。
その中で、大手消費者金融のプロミスでは、利用限度額と契約額(極度額)の違いについて公式HPできちんと説明しています。
プロミスの利用限度額は実際に借りられる範囲?
契約額(借入極度額) |
500万円 |
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金利 |
4.5〜17.8% |
審査時間 |
最短30分 |
利用条件 |
20〜69歳の安定した収入のある方 (パート・アルバイト、学生、主婦でも、自身に安定した収入があればOK) |
必要書類 |
本人確認書類(運転免許証など)借入額が50万円を超える又は、 借入額と他社でのご利用残高の合計が100万円を超える場合は収入証明書類(最新の源泉徴収など) |
返済日 |
5日・15日・25日・末日から選択可能。 (返済に口座振替を選択し、三井住友銀行・ジャパンネット銀行以外の他口座を設定した場合は毎月5日) |
無職や専業主婦、年金受給のみの方はプロミスへ申し込むことが出来ません。
アルバイトやパートでも良いので、自身に安定した収入がある事が最低限の借り入れ条件です。
プロミスの場合、限度額に関して「利用限度額」と「契約額(借入極度額)」で分けています。
プロミスの「利用限度額」は、実際にプロミスの審査に通過して決まる、カードローンで繰り返し自由に借り入れが可能な実際の融資額のことです。
「契約額(借入極度額)」は、その実際の融資が受けられる金額の上限とプロミスでは定義されています。
その為、一般的なカードローンの限度額と同じ意味なのは、「契約額(借入極度額)」の方といえるでしょう。
というのは、プロミスでの「利用限度額」は「契約額(借入極度額)」の範囲で自由に追加借り入れが出来るからです。
カードローンの限度額は基本的に、融資が受けられる枠の上限を意味します。
一般的にいうカードローンの限度額は、増額申請をする事で限度額以上の金額を借りられるようになりますが、再審査が必要です。
つまり、プロミスでいう「利用限度額」のように自由に借り入れが出来る範囲ではありません。
逆に、プロミスの「契約額(借入極度額)」は一般的にいうカードローンの限度額に充たるといえるでしょう。
例えば、プロミスの審査で決まった50万円という借り入れが出来る上限は、「契約額(借入極度額)」であり一般的にいう限度額です。
その50万円という上限の中で、30万円を借りた場合にそれがプロミスでいうところの「利用限度額」といえます。
極度額は単純に限度額より上の設定の意味で使われる事も?
プロミスでは、上述してきたように融資額(利用限度額)と限度額(契約・極度額)の意味合いの違いが説明されています。
ただ、もっと単純に限度額と極度額で意味や扱いが違う事も少なくありません。
限度額は、ここまでも述べてきたようにカードローンで借りられる金額の上限という意味は変わりません。
ところが極度額は、限度額の上位にあたる借入額の上限という意味でも使われていることが多いです。
どういうことかといえば、契約した時点での借りられる範囲の上限が限度額だとすると、極度額は設定できたかもしれない高めの据置された上限だという事です。
例えば、契約時の限度額が50万円でも極度額が80万円と確認できた場合、80万円までの借り入れ出来る枠が設定してもらえた可能性があったといえるでしょう。
限度額よりも極度額の方が良い設定なら、極度額の範囲内で借り入れがしたい!という方は少なくないと思います。
では、限度額より極度額の方が金額が高かった場合に、極度額の方の金額を設定してもらうにはどうすれば良いのでしょう?
もし、限度額よりも高めの極度額が契約後に確認できた場合、返済遅延や他社借り入れに注意して、利用実績を積んだ後で増額申請をするのが良いです。
基本的に、極度額で高めの設定がされていて、返済が遅れず信用情報の状態も良好であるなら増額を申込む事で、限度額から極度額くらいまで金額を引き上げられる可能性は高いといえます。
ただし、限度額の増額は審査がありますから、増額申請すれば必ず極度額の方を借りられる上限に出来るとは限りません。
また、増額審査は借りられる金額の範囲を増やす事になるので、増額を申し込んだカードローンで返済遅延がある場合は高確率で失敗します。
加えて、他社借り入れでの残高が嵩んでいる場合も、限度額を極度額まで伸ばすことは難しいといえるでしょう。
時に、カードローンによっては通常の限度額のことを極度額としていたり、最高限度額のことを極度額としていたりします。
その為、極度額を契約先のカードローンで契約出来る最高額だと勘違いしてしまう事もあるでしょう。
しかし、先述もしたように極度額はあくまで限度額の上位版であり、最高限度額ではありません。
その為、増額申請をすれば最高限度額が借りられる!という事ではないので注意してください。
基本的に、カードローン契約で金融機関が提示している最高限度額が設定されることは滅多にありません。
プロミス初回限度額は何円くらい?
プロミスで初めて契約する場合には、大体何円くらいの限度額が実際に審査で設定されるか?というのも気になると思います。
大前提として、プロミスは消費者金融なので、貸金業法の総量規制により年収の3分の1までしか借りられません。
その為、もし年収が100万円なら30万円ほどの限度額での審査通過となります。
もっと年収が高い場合は、大体50万円くらいの限度額が、初回融資では妥当なところといえるでしょう。
というのは、プロミスに限らず初回契約の場合、カードローンの限度額は最高でも50万円までとなることが多いからです。
加えて、プロミスのように消費者金融で借りる際には、年収制限の他に収入証明書が50万円以上の借り入れからは必要になってきます。
(*他社借り入れ含む借り入れ残高が100万円以上になる場合も)
借入側も収入証明書の用意が必要ですし、審査をする貸付側も50万円以上は書類の精査が必要となってくるので、とりあえずは50万円までの限度額が適用されるのが一般的です。
また、初回契約の場合は、まだプロミスで信用実績が積めていないので与信という点で、限度額50万円以上が付きにくいともいえます。
初めての契約からものすごく高い希望額で申し込むと、審査での印象があまり良くないので、なるべく50万円までの金額でプロミスへ申し込無のが良いでしょう。