ソニーバンクウォレットはデビットカードとして便利?
ソニーというとサイト管理者は個人的にロボット犬「アイボ」とポストペットの「モモ」が思い浮かびます。
90年代後半から、現代の人工知能技術やバーチャルリアティの先駆けになるような商品やサービスを市場展開していたソニーの好感度は、サイト管理者の中では高めです。
当時、TVにはアイボの話題が大きく取り上げられ、ゲームセンターにはモモのぬいぐるみが沢山景品としてあったのを覚えています。
そんなソニーが金融業界に参入したソニー銀行が扱うデビットカード「ソニーバンクウォレット」について、ここでは紹介していきます。
ソニーバンクウォレットとはキャッシュカードと一体型で利用できるVISAデビットです。
年会費は無料で、デビットカードなので与信審査は行われません。
また、15歳以上であればソニーバンクウォレットは作成可能なので、高校生や大学生でも持てるデビットカードとなっています。
ソニー銀行に口座がある方が作成できるので、口座がない方は口座開設が必要です。
デビットカードは、カードに対応させる口座から利用した金額を即時引き落とす仕組みのカードなので、キャッシング機能はありません。
ソニー銀行は外貨の積み立ても可能なのですが、外貨預金口座と日本円の普通預金口座、カードの連動が可能なので、海外でもソニーバンクウォレットは利用出来ます。
ソニー銀行に口座があるなら、作成しておくと便利です。
キャッシュカードと一体なので、カードが嵩張ることもありません。
ソニーバンクウォレット1枚があれば、買い物時にカード決済も出来れば、ATMなどでキャッシュカードとしても利用が可能です。
ソニーバンクウォレットでのカード決済は、Visaマークがある店舗であればどこでも可能となっています。
クレジットカードでのカード決済は、回数指定の分割払いやリボ払いが可能ですが、ソニーバンクウォレットでは1回払いでの利用しか出来ません。
というのは、デビットカードはクレジットカードのように後払い機能がない事で、与信審査をせずに作成が可能なカードとなっているからです。
ソニーバンクウォレットのメリットは?
まず、ソニーバンクウォレットを国内で利用すると、利用額に対して0.5%のキャッシュバックを受けることが出来ます。
加えて、カード発行から翌々月までの間に、ソニーバンクウォレットで5,000円以上利用すると、通常のキャッシュバックに足して1,000円のプレゼントが貰える特典付きです。
キャッシュバック率は、ソニー銀行ユーザーの優遇プログラム「Club S」でのステージが上がることで最大2%になります。
- ステージなし=0.5
- シルバー=1.0%
- ゴールド=1.5%
- プラチナ=2.0%
プラチナステージになることで、キャッシュバック率2%になるわけですが、ステージアップには所定の条件を満たす必要があります。
また、ソニー銀行口座を利用していると、他行への振り込みが毎月1回無料であるところ、ソニーバンクウォレットの利用を始める事で2回に増えます。
この振り込み手数料無料の回数も、ステージアップすることで増加します。
キャッシュバックや振込手数料の無料も嬉しいですが、それよりも特にメリットが大きいのが海外でのデビット利用です。
ソニー銀行ではもともと、外貨積み立て・預金が12の通貨で可能なのですが、海外でのデビットカード利用時に外貨口座から引き落としが出来ます。
ソニーバンクウォレットでは10の海外通貨の利用が可能で、もし外貨預金口座の残高がなくなっても、円預金口座から自動で外貨に両替してくれるのです。
ソニー銀行の円預金口座にお金があれば、最悪現地の買い物で利用する通貨が定かでなくとも自動で両替してくれるので、安心して海外でカード利用できるといえます。
その際、現地通貨での口座引き落としという形になるので、海外ショッピング手数料がかからないのも嬉しい点でしょう。
基本的に海外でカード決済をすると、海外事務手数料として1.6〜3.0%ほど手数料が取られてしまいます。
ところが、ソニーバンクウォレットではショッピング利用に限り、外貨預金口座に利用した国の通貨が預金されていることで一切かかりません。
海外で外貨を現金で引き出したい場合も、「Visa」または「Plus」マークのある約230万台の海外ATMで利用できるので安心です。
(*海外ATM手数料は1.76%かかります。)
海外で利用するVISAデビットとして、ソニーバンクウォレットは優秀といえるでしょう。
海外でも便利に利用可能なソニーバンクウォレットには、ショッピング保険と不正利用補償が付いています。
ちなみに、ソニーバンクウォレットはキャッシュカードと一体なわけですが、手数料無料で利用できる提携ATMが多いのも特徴です。
コンビニ、イオン銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行のATMが手数料無料で利用できます。
これだけ手数料無料で利用できる提携ATMがあれば、大抵どこでもATM利用が気軽に出来るといえます。
海外で利用できるデビットカードとしては、他社のものと比較してメリットが大きいので、海外旅行や海外留学を検討している方は持っておくと、現地の買い物などで不自由しないでしょう。
ソニーバンクウォレットでは、確かに円預金から自動両替しての外貨でのデビットカード決済が可能です。
しかし、さらにお得を追及するなら、渡航先が分かっている際に、外貨レートが円より良い時にソニー銀行の外貨預金口座に両替して預金しておくことをオススメします。
そうすることで、万が一海外に行ったその時点で円安であったとしても、ソニーバンクウォレットで支払いをすることでその影響を受けずに済みます。
つまり、円の価値の方が高い時に渡航先の通貨に両替しておくことで、実際に現地に行った時の外貨レートでの損をしないのです。
海外への渡航予定があらかじめ決まっているなら、タイミングを見て外貨預金をしておくのもオススメです。
クレジットカードや電子マネーの場合は、キャッシュバックではなくポイント還元という形をとっていることが多いです。
ところが、経験した事がある方も多いと思いますが、ポイント還元の場合、貯まったのに有効期限がきて失効してしまった…という残念極まりないリスクが否めません。
また、昨今はクレジットカードも電子マネーカードも併用して利用している方が多いです。
そうなるとポイント管理も楽ではありません。
ポイント管理に辟易しているけれど、カード決済でのお得は甘受したい!という方には、まさにソニーバンクウォレットのようなキャッシュバック型がオススメです。
ソニーバンクウォレットなら、利用額に応じて、先述した所定の割合で自動的に口座にキャッシュバックされるので、自分でポイント管理をする手間がなく済みます。
PlayStation Storeでもお得!
時に、ソニーバンクウォレットのデビットカードはPlayStation?との提携カードもあります。
ソニーバンクウォレットの新規発行契約をその提携カードですることでお得なキャンペーンが適用されます。
まず、通常のソニーバンクウォレットの発行時と同じく、新規発行で現金1,000円がプレゼントされるのは変わりません。
ただし、既にソニーバンクウォレットのデビットカードを持っていてPlayStationデザインに切り替えた場合は、そのプレゼントが再度適用されるようなことはないので、その点は注意が必要です。
次に、Sony Entertainment Network(SEN)アカウントの支払い方法をカードに指定することで、PS Storeチケット500円分がもらえます。
チケットはカード発行月の翌月末までにプレゼントされる予定です。
こちらは、デザインカードへの切り替えでもプレゼント対象となっているので、PS Storeで買い物の予定がある方は、切り替えてみるのも良いでしょう。
その2つのプレゼントは特に応募などは不要です。
それらに加えて、PlayStationデザインカードならではの抽選があり、条件を満たすと応募できる3コースの商品が用意されています。
ただし、抽選で合計100名という狭き門なので、当たればラッキーくらいに思って応募するのが良いでしょう。
抽選内容は以下の通りです。
- 【MissionA】
Sony Bank WALLET で5,000円以上利用
→1,000円キャッシュバック(40名) - 【MissionB】
Sony Bank WALLET で10,000円以上利用
→PS Storeチケット5,000円分、PlayStationRPlus利用権12か月分(25名) - 【MissionC】
Sony Bank WALLET で20,000円以上利用
→PlayStationRVR PlayStationRCamera同梱版、PlayStationR4 Pro ジェット・ブラック(5名)
賞品の発送時期は2018年2月下旬となっています。
ゲームの購入金額は高額につくことが多いと思うので、ソニーバンクウォレットで受けられるキャッシュバックも多めといえるでしょう。
また、ソニーストアでソニーバンクウォレットを利用すると自動的に購入額が3%オフとなるので、よりお得にゲームなどが購入可能です。
2017年9月15日(金)〜2018年1月15日(月)までが、プレゼントに応募できる期間となっています。
ソニーバンクウォレットのデメリットは?
ソニーバンクウォレットはメリットを知ると、わりと利便性が高いVISAデビットであることが分かると思います。
ところが、一番致命的なデメリットとして、使えない料金支払いやサービスが結構多い事が挙げられます。
- J:COM
- UQ WiMAX/UQ mobile
- Y! Mobile
- ヤフージャパン
- 楽天モバイル
- ニコニコプレミアム
- DeNA
- Gyao
- WOWOW
- NETFLIX
- スカパー
- 高速などの有料道路
- ガソリンスタンド
など
ネット系のサービスを日常的に使っている方には少々不便なカードといえそうです。
PlayStation?Network/PlayStationRStore 2%割引というプレステ経由の割引はしているのに、その他のネットサービスには手厳しい模様…。
ただし、huluの無料トライアルが1カ月分適用されるような特典もあるので、利用の仕方次第といえるでしょう。
その為、上記のサービスに対応可能なカード類と併用するのが良いと思います。
また、海外利用でのメリットが多い中、ブラジルレアル、人民元(CNH)はSony Bank WALLET の対象通貨になっていないので、注意が必要です。
外貨積み立て・預金はその2種類含む12通貨にソニー銀行は対応していますが、ソニーバンクウォレットで利用できるのは10通貨となっています。
カードが利用できないサービスが多いので、メインのカード決済には利用できませんが、ソニー銀行ユーザーで海外勤務や旅行の予定がある方は作っておくと便利といえそうです。