職業別年収と限度額の比較

職業

 

借り入れをするにあたって、「今の収入で何円までお金を借りることが可能か?」これがまずどうしても気になる事だと思います。

 

消費者金融でカードローンを組む際は、総量規制で年収の3分の1以上は借りることが出来ませんからあらかじめ限度額の目安を付けておく必要があります。

 

では、銀行からの借り入れなら高額の融資が受けられるかといえば、そういうわけでもありません。

 

借り入れ額もとい限度額はカードローン審査で決まるので、高額の融資を受けるには属性と信用情報の状態が良好である必要があります。

 

自身の属性と信用情報に見合う希望額での申し込みでなければ、審査に通ることは難しいでしょう。

 

その様な点を踏まえると、銀行からの借り入れの目安の金額も一般的に、やはり年収の3分の1程度となっています。

 

ただし、それが銀行の場合あくまで目安であり、消費者金融のように法律で規制されていない為、厳密ではないという事です。

 

借り入れ額の目安の付け方

 

消費者金融から借り入れをする場合は、総量規制により年収制限は絶対ですし、銀行から借りる場合も借りられる額の目安を付けおくに越したことはないでしょう。

 

そこで、借り入れ希望額にあたりを付ける際の参考になるよう、職業別(業種別)の平均年収とその3分の1までの金額を表にしました。

 

職業(業種)

平均年収

借りられる金額の目安

宿泊業・飲食サービス業

約240万円

80万円

農林水産・鉱業

約300万円

100万円

サービス業

約350万円

約116万円

卸売業・小売業

約360万円

120万円

医療・福祉

約390万円

130万円

運輸業・郵便業

約410万円

約136万円

不動産業・物品賃貸業

複合サービス業

約420万円

140万円

建設業

約470万円

約156万円

製造業

約490万円

約163万円

学術研究、専門・技術サービス業、教育・学習支援業

約500万円

約166万円

情報通信業

約580万円

約193万円

金融業・保険業

約640万円

約213万円

電気・ガス・熱供給・水道業

約720万円

240万円

 

参考:国税庁公式HP 平成27年度(最新)民間給与実態統計調査
業種の内約は、国税庁のこちらのページで詳細をご確認ください。 

 

借りられる金額は、年収の3分の1までの金額となっており、割り切れない金額に関しては千円以下は切り捨てで計算しています。

 

ちなみに、業種全体合計の平均年収は、約420万円となっているので、最高で140万円までなら借り入れが可能といえるでしょう。

 

銀行カードローンは総量規制の範囲ではない為、年収を含む属性や信用情報の状態から、返済能力が認められれば年収の2分の1程度の限度額が設定されることがあります。

 

その場合は、平均年収420万円の半額ですから210万円まで借り入れが可能です。

 

専門職は審査で有利なのか?

 

年収は専門職になるほど上がる傾向に近年あります。

 

その為、例えば現代で成長率が高い業種の職業についている方は、属性という点で審査に有利になる可能性が高いです。

 

ただ、あまりに流行り廃りがあるような職業の場合は、現時点で収益が多くても安定性に欠けるという事で、あまりカードローンでは評価されない可能性も否めません。

 

では、実際の自身の収入額は、平均年収を今現在は満たしていないものの、職業が高額年収である業種と同じである。というのは審査に影響があるのか?
といえば、絶対とは断言できませんが、それなりにカードローン審査に影響があります。

 

というのも、金融機関は沢山の顧客データを保持しているため、そのデータの統計として特定の職業の方は返済能力が高い。という基準があるからです。

 

その為、カードローン審査では公務員や大手企業の正社員は有利だと一般的に言われるのです。

 

つまり、ただ社会的に見たステータスで漠然と返済能力が審査されているわけではなく、これまでに借り入れをした方の職業や年収などと借り入れ履歴を照らし合わせたデータが基準となっています。

 

例えば、同じ会社員という役職でも、業種によって借り入れ可能額に差が出たりします。

 

ただし、非正規雇用であるアルバイト・パートや派遣・契約社員の場合は、借り入れ額が業種によって左右されることはありません。

 

理由としては、雇用形態的に正規雇用者と比べ転職や離職率が高い事が挙げられます。

 

時に、転職直後にカードローン契約をすると目安よりも低い金額で限度額が設定される可能性が高いです。
というのは、カードローン審査で求められるのは年収の高さよりも、固定額の収入が継続してある事だからと言えます。
その為、転職した先の方が給料が良く、年収単位でみると以前より金額が高くなっていても、転職直後はカードローンの限度額は減額となる可能性が否めません。
新規契約の時も限度額増額の時も転職に関しては同じことがいえるので注意が必要です。
転職して1年ほど経っているなら、審査で限度額に悪影響が出ることはないでしょう。

 

平均年収は420万円=総量規制内の限度額は140万円

 

職業別平均年収の高額年収と平均年収では300万円もの差があります。

 

また、希望できる借り入れ額も100万円の差があり、実はその金額差はカードローンにおいて無視できません。

 

というのは、限度額が150万円〜200万円以上と以下では金利に差が出るため、支払う利息額が異なってきます。

 

ただし、消費者金融の場合は基本的に100万円以上の借り入れで金利15.0%になった後は、それ以上低金利になる可能性が低いのであまり関係がありません。

 

問題は銀行からの借り入れの場合で、銀行の金利設定は大抵どこも限度額150万円以下〜200万円の所でより低金利で借りられるかの分かれ道があります。

 

そこで、具体的な銀行カードローンの限度額150万円以下〜200万円までに対応する金利を見てみましょう。

 

銀行カードローン

限度額と対応する金利

三井住友銀行カードローン

・100万円超200万円以下=年10.0%〜12.0%

・200万円超300万円以下=年8.0%〜10.0%

オリックス銀行カードローン

・100万円超150万円以下=年6.0%〜14.8%

・150万円超300万円以下=年5.0%〜12.8%

静岡銀行カードローン セレカ

・100万円超200万円以下=年12.0%

・200万円超300万円以下=年9.0%

 

見ていただくと分かるように、限度額150万円以下と200万円以上では、2〜3%ほどの金利差があるのです。

 

つまり、平均年収420万円で借りられる可能性がある最高額140万円は、最高平均年収720万円で設定可能範囲な240万円にくらべて高金利での借り入れとなってしまいます。

 

また、もっというと100万円以下の限度額設定の場合、カードローンで提示されている上限金利が適用されるので、さらに金利は高いです。

 

例えば、オリックス銀行カードローンの基準金利は年1.7〜17.8%なので、100万円以下の限度額の場合、上限金利17.8%が適用されます。

 

その為、職業別の平均年収が最低額で、借りられる額の目安が最高80万円までの宿泊・飲食サービス業は、収入が少ないうえに利息を多く払わなくてはいけないわけです。

 

借りられる金額も重要ではありますが、高い利息を払ってまで少額を借りた方が良いのかどうかは、よく考えるべきといえるでしょう。

 

ただ、貸金業もビジネスですから、収入が少ない方ほど貸し倒れリスクの可能性が高い事や短期間の少額借り入れで得られる利息収益を考える必要があります。

 

すると、低額での借り入れこそ金利を高く設定せざるを得ないというのも事実です。

 

そのあたりは、借り入れ側に理解が求められるところでしょう。

 

限度額は審査で決まる

 

時に、借入先の最高限度額の設定が高いからといって、自身が借りられる金額も多くなるわけではありません。

 

カードローン限度額は借り入れ側の希望もですが、信用情報や年収含む属性に基づいて審査され設定されます。

 

その為、例え最高限度額が800万円のカードローンに申し込みをしても、自分の返済能力に見合った限度額の範囲での借り入れしか出来ません。

 

そう考えると、最高限度額が適用される事はほとんどないという事が理解していただけるかと思います。

 

ただ、おまとめローンをするときは、なるべく限度額の幅が広い金融機関の方がオススメです。

 

というのは、複数の残高を一本化するおまとめローンは、借り入れ希望額がどうしても高額になるからです。

 

とはいえ、カードローンで最高限度額800万円を借りるのは現実的ではないので、与信が状態も属性も良好で最高でも200万円くらいが、おまとめローンでも適用される最高限度額の目安といえます。

 

ただし、一般的には限度額100万円の設定がなされれば、200万円に満たないとしても上々の審査結果です。

 

最高限度額が高額設定であるカードローンは、基本的に借り換え・おまとめにも積極なので、その点を見分けるには一つ基準になるでしょう。

 

月額返済や総支払額を念頭においた借り入れを

 

借りた後には返済が待っていますから、収入を踏まえた返済額との折り合いを一つ具体例を上げて紹介します。

 

平均年収から見て借りられると思われる、最高限度額140万円を三井住友銀行カードローンで金利12.0%で借りる前提とします。

 

年収420万円=月収35万円となりますが、ここから生活に必要な平均支出額約25万円を引くと、自由に使えるだろう金額は約10万円です。
(平均支出額は総務省統計局の平成27年10月〜12月までの1カ月あたりの消費額を参照。)

 

その際、140万円を三井住友銀行カードローンで借りている場合、最低返済額は約2万円です。

 

月の自由なお金10万円から2万円ほどであれば、返済が厳しい事はないでしょう。

 

ただし、約定返済額のみをずっと返済していくと、140万円は10年で完済となります。

 

そして、その返済期間10年にかかる総利息額は約100万円です。
(三井住友銀行カードローン返済シミュレーションの結果を基にしています。)

 

借りた金額140万円に対して、利息を100万円も払うのは損な気がしませんか?

 

そこで、出来れば約定返済額ではなく、月10万円自由に出来るお金があるなら、半分くらいを返済に充てることをお勧めします。

 

まるまる半分は何かあった時に心配…という方もいるでしょうから、140万円を毎月4万円で三井住友銀行カードローンで返済したとしましょう。

 

すると、返済期間は3年半と短くなり、総利億額も約33万円と大幅に少なくなります。

 

ただ、毎月4万円を返済に充てるのはなかなか難しいのが現実だと思います。

 

その為、三井住友銀行カードローンで140万円借りた場合の、本来の最低返済額は約2万円ですから、懐に余裕がない時には最低返済額だけ払うというのはアリです。

 

貸し倒れリスクを最小限にとどめて借り入れをするなら、最低返済額が余裕で払える希望額と収入がある事を確認してから借り入れに臨むのが良いといえます。

 

実際に限度額目いっぱいのお金が必要だったとして、毎度の返済が無理なく出来る所で借り入れをするのが大切となってきます。

 

また、カードローンは利便性が高く自分の必要な時にATMから引き出したり、ネットから追加融資依頼を簡単に出来ます。

 

気づけば借りた額が嵩んでいた…という事例が多いのも事実ですから、借入額と返済額、加えて返済期間も見積もったうえで年収と限度額について考える事が失敗のないローン契約につながります。

 

初めてのカードローン契約は融資額最高50万円まで?

 

年収も確かに限度額を設定する為の大切な基準ですが、カードローン審査では職業年収などの属性だけでなく信用情報も精査されます。

 

その為、例え年収も他の属性も申し分なくても、借り入れが初めてであったり、逆に借り入れ履歴に問題があると融資額が下がったりします。

 

また、一般的に初めての契約での最高融資額は50万円といわれています。

 

信用情報に問題がある場合は、融資額の問題どころかカードローン審査でまず落とされてしまうという事は理解の範疇だと思います。

 

では、なぜ信用情報に問題がない初めての借り入れでは50万円までしか借りられないことが多いのでしょうか?

 

それは、信用情報にローン利用の履歴がないため、ちゃんと返済してくれる人かどうかが読めないからです。

 

カードローンは信用貸しですから、出来れば何かしらの良好な借り入れ履歴が信用情報に記録されていた方が、融資額という点では有利になってくるのです。

 

その有効な借り入れ履歴とは、例えば、クレジットカードキャッシング枠の利用と返済の記録や、過去のカードローン契約での完済の記録などになります。

 

そういった履歴はローン利用実績といい、カードローン審査にプラスの影響を与えます。

 

つまり、ローン利用をしたことがあり、尚且つちゃんとその借り入れに対して返済を行っている、または完済したという履歴が信用情報に載っていると、カードローン審査通過は勿論、融資額のアップにも繋がるのです。